そこに癒しはないと思う

成功とか幸せとか、そういったものを手にいれるのがヒーリングと認識されるようになった世界にどうにもこうにも馴染めない私。
この業界に自分の居場所はないなあと常日頃思っています。

先日、臨床心理士の東畑開人さんが書かれた本「野の医者は笑う〜心の治療とは何か」を読みました。

知ってる人いるかな?

去年家入さんのツイッターで紹介しているのを知って、何人かの人のレビューを読ませてもらいなんとなーく内容は予想していましたが。

そこには自分が良く知っている世界がありました。。。
内容は以下をご参考ください。

内容説明

ふとしたきっかけから怪しいヒーラー達の世界に触れた臨床心理士が、彼らの話を聴き、実際に治療を受けて回ることになる。次から次へと現れる不思議な治療!気づけば著者自身の人生も苦境に陥る…。武器はユーモアと医療人類学。冒険の果てに見出された心の治療の本性とは?底抜けに楽しくてほろりとするアカデコミカル・ノンフィクション。

目次

プロローグ―ミルミルイッテンシューチュー、6番目のオバア
1章 授賞式は肩身が狭い―「野の医者の医療人類学」を説明しておこう
2章 魔女と出会って、デトックス―傷ついた治療者たち
3章 なぜ、沖縄には野の医者が多いのか―ブリコラージュするマブイ
4章 野の医者は語る、語りすぎる―説得する治療者たち
5章 スピダーリ―ちゃあみいさんのミラクルな日常
6章 マスターセラピストを追いかけて―潜在意識と神について
7章 研究ってなんのためにある?―学問という文化
8章 臨床心理士、マインドブロックバスターになる―心の治療は時代の子
9章 野の医者は笑う―心の治療とは何か
エピローグ―ミラクルストーリーは終わらない

紀伊国屋書店ウェブストアより

自分もこんな時代があったなあなんて懐かしい気持ちやら、本の中に書かれているマスターセラピストの存在に「ああ、いまのスピリチュアル業界が目指している成功者の姿だなあ」なんて思ったり、ヒーリングってやっぱりこういう認識なんだよなっていう想いがごちゃまぜになって

本を読んだあとはモヤモヤが残ることになりました。
たぶん、もう開くことはもうないかな。

3分の1、当事者であり、3分の2、第三者的な立場の自分は、ある世界から見ればとっても中途半端で何をしたいのか、何をしているのかもわかりずらいのだと思う。

でもですね、地味ながらも精一杯なんだよね。

3分1万円の治療も、
7万円の水晶グッズも、
次元上昇も必要な人には必要なこと。

私がムキーってなる必要はない。
信じたい人が信じればいい。

私がどう思おうが、そういったものを求めている人がいるという現実をしっかりと受け止めなくては。

ただ、そこに癒しはないと思うので私にはできません。

 

先日、友人を亡くしてから膝の調子が悪いと施術を受けにきたクライアントさんがいた。
施術の前に30分ほど話しを聞いて悔しい想いとか悲しみとか出来るだけ話してもらった。施術の後はずいぶんとすっきりしたようで笑顔を見せてくれた。

昨日来たクライアントさんはバーンアウトしてから1年ほど仕事に就けずに家にずっと閉じこもっていた。3回目の施術の後、短期でアルバイトをはじめたようで「身体が動くようになって元気になってきました!」とこれまた笑顔で報告してくれた。
初めてあったときはしくしく泣きながら話していたのにね。

私はそんなクライアントさんの姿が嬉しいし、泥臭くて人間臭いのが好きです。

人間同士だからできることを大切にしたいのです。

なので引き続きこのスタイルで参ります。

ではでは、今日はこのへんで。

 

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